リソース管理ソフトウェアNaptaは、翻訳管理に対してどのように異なるアプローチを取り、確実なSEOの結果を得たか。
NaptaのSaaS型リソース管理ソリューションで、プロジェクト型企業において従業員の稼働率とスキルをマッチングさせ、最適化したプロジェクトチームを特定することが可能になります。2021年初頭、Naptaは、長期的なグローバルSEO戦略をローンチするにあたって、ウェブサイトをリニューアルしました。
ヨーロッパ市場への進出には、多言語ウェブサイトが必要でした。当初の計画では英語のウェブサイトで最大限に集客を図る予定でしたが、間もなくドイツ市場へも特別な配慮が必要であることがわかり、ドイツ語も追加することを決定しました。
当初、Naptaのチームはフリーランスの翻訳者にウェブサイトを翻訳してもらうことを検討していましたが、それでは管理しきれないこと、またコンテンツを表示するための技術的な段取りも必要であることを認識しました。
そこで彼らは、コンテンツを翻訳し、表示することができるウェブサイト翻訳ソリューションを探しました。使いやすくグローバルなSEO対応が可能で、手動で翻訳やコンテンツの修正ができるなど、ある程度の柔軟性も必要でした。
そんな中、自分たちのニーズに即座に応えてくれるWeglotに出会いました。WebflowのCMSは簡単にWeglotと接続させることができました。セットアップは迅速かつ簡単で、一切面倒がなく、しかもコストも予算内に収まりました。
「現在では、新しく作成したページは何もしなくても瞬時に英語とドイツ語に翻訳されています。」
彼らが最初に懸念していたのは、Weglotを使うことでSEOの効果が得られるか、そして機械翻訳がどれほどポストエディットを必要とするかという点でした。
その後、Naptaのチームは、Weglotが多言語SEOの技術面にも完全に対応していることを理解しました。Weglotを利用して、彼らはページの言語を自動的にGoogleに知らせるhreflangタグ、SEOの専門家が編集できる翻訳されたメタデータ、およびドイツ語のサブドメインで表示されるウェブサイトを追加しました。
その際の、翻訳編集に対するNaptaの考え方は実にユニークでした。SEOのランキング順位を上昇させるため、Naptaのチームは翻訳にあたって独自の方法を開発しました。それは、プロの翻訳者でなくSEOの専門家を使ってコンテンツを変更し、ランキングを向上させるというものでした。
「多言語ウェブサイトを技術的な能力がなくても運営・管理できていることに、すでに翻訳されているものを手動で最適化して作業時間の短縮に成功したことが加わって、当社の多言語SEOのパフォーマンスは大きく変わりました。」
彼らの目標は、検索エンジン向けにコンテンツを最適化することと、翻訳の最適化を図ることでした。翻訳会社に依頼するのではなく、母国語のSEO目標に特化した知識を持つプロの翻訳者をSEO専門家として迎え、このプロセスを開発したのだそうです。
質の高いSEOの専門家を選ぶにあたっては、特定の基準をいくつか設けました。それは、最適化が必要な言語のネイティブスピーカーであること、ソース言語であるフランス語に堪能であること、B2B Saasのビジネスモデルを理解していることでした。
こうしてフリーランスのSEO専門家を迎えたのち、まず原語でコンテンツを書いて最適化したものを公開し、それをWeglotが翻訳して表示するというワークフローで管理します。
その後、SEOの専門家がさらにコンテンツを最適化し、市場に適したキーワードを選定します。
Naptaのチームの目標は、ウェブサイト全体において適切なSEOを行うことです。最初はブログ記事や製品ページなどの戦略的なページから始め、最終的にはサイト内をくまなく見ていくそうです。
「私たちのSEO対策を皆さんにも100%お勧めします。確かに最適化のための予算は必要ですが、それに見合うだけの成果は得られます。」